ROUTINE LABO

複数のAIを“ドット絵オフィス”で可視化する
― AIエージェントが「社員」として働く自作ツール

AIを社員に:複数のAIをオフィスで可視化

Macで動いている複数のAI(Claude Codeのセッション)を、ドット絵の“社員”が働くオフィスとして一目で見えるようにした自作ツールの紹介です。あわせて、AIへの指示だけでこうしたツールのプロトタイプを作る「考え方」と「指示の出し方」まで公開します。

この記事でわかること

① 同時に動かすほど「見えない」

AIに任せる時代、1つのAIに1タスクではなく、何個も同時に走らせる使い方が当たり前になってきました。でもターミナルは黒い文字の羅列。今どれが動いていて、どれが止まっていて、どれが質問待ちなのかが分かりません。放置すれば待たせ損、見張れば人間が張り付き ― これが地味に毎回のストレスでした。

複数AIは見えない:黒いターミナルと3つの悩み
図解:Routine Labo

ちょうど今、SNSでも「AIエージェントがピクセルの社員として働く」表現が話題です。「AIに思考を任せすぎでは?」という議論も出ています。任せるほど、“今どうなってる?”を一目で掴めることが価値になる ― その全体版を自分で作ってみた、というのが今回です。

② AIオフィスとは(仕組みの全体像)

やっていることはシンプルです。Macで動いている各AIの作業ログ(記録)の末尾だけを読み取り、「今何をしているか」を推定して、1枚の見下ろしオフィスに“社員”として並べる ― それだけ。読み取りのみで、外部にデータは送りません(ローカル完結)。

AIオフィスの仕組み:ログを読み取り社員として表示
図解:Routine Labo

③ プロトタイプの作り方 ― 考え方

完成版ではなくプロトタイプなら誰でも作れます。カギは「一気に完成を頼まない」こと。丸投げすると複雑になって壊れます。最小から段階的に育てるのがコツです。

一気に完成を頼まない:3ステップで育てる
図解:Routine Labo
  1. 何を画面に出したいかを先に言語化(何を・どこから読んで・どう表示するか)
  2. 一番小さい動くもの(1人だけ画面に立つ)から頼む
  3. 少しずつ機能を足して育てる(色分け→クリックで詳細→…)

そのまま使える「指示の型」3つ

【型①:ゴールと制約を先に固める】
〇〇を画面に出すツールを作りたい。
まず「何を・どこから読んで・どう表示するか」を先に整理してから、
一番小さい構成を提案して。いきなり作り込まないで。
【型②:最小の動くものを頼む】
まずダミーデータで「1人だけ」画面に立つところまで作って。
動いたら見せて。それから次に進もう。
【型③:段階的に足す】
次は状態で色を変えて。→ 次はクリックで詳細を出して。
→ 次は…、と1機能ずつ。毎回「動いたら見せて」で確認しながら。

よくある失敗と直し方

やりがちなNG直した指示
全部入りを丸投げ最小から段階的に
「いい感じに」だけ何を・どこから・どう出すかを具体語で
動作確認を後回し1機能ごとに「動いたら見せて」

効果 ― “見えない”が一目でわかる

黒いターミナルの羅列(見えない)から、誰が動いて・誰が待っていて・どこが止まっているかが“絵”で入ってくる状態へ。プロジェクト全体の動きが直感で掴めるので、判断が速くなり、放置も減る。任せきりでも安心して見ていられます。視認性を上げてプロジェクト全体の動きを把握しやすくする ― これが一番の狙いです。

まとめ

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