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GPT-6 Astra / 実運用コストを数える
5倍ズレる
単価表どおりに見積もると、5倍高く出る
5日間・153回ぶんのトークンを全部合計した
ChatGPTの月額だけで
ドット絵から2Dアクションゲームまで作った
追加課金はゼロ
最初につまずいたところ
左は52,678色。右は14色
画像を描かせるのではなく、ドット絵を出力するコードを書かせる
出典:X @suemaruuuuuuX(2026-09-05・80万表示)
そのキャラを渡したら
単体で動くHTMLが1本返ってきた
で、いくらだったのか
よく言われること
「Astra は単価が高いから、すぐ枯れる」
では、実際いくら使ったのか
単価表を見た話は多い。数えた話が見当たらない
先に条件を全部言う
この数字には、はっきりした限界がある
一般提供が9月4日。これ以上のデータは存在しない
Plus ではないので「20ドルでも平気」の話にはならない
01
数える材料
使用量は、推定ではなく実数で残っている
実行ログに入っているもの
入力・出力・推論・キャッシュ
02
5日間・153回ぶんの合計
入力と出力は、けた違いだった
入力 116,439,046 トークン
出力 1,255,722 トークン
入力は出力の93倍あった
出典:自分の環境の実測(2026-09-05〜09-09・153実行ぶんの台帳・2026-09-08 集計)
03
ここが値段の正体
入力のほとんどは、キャッシュに乗っていた
同じ前提文と同じ資料を、何度も読ませているから
出典:自分の環境の実測(2026-09-05〜09-09・153実行ぶんの台帳・2026-09-08 集計)
公式の料金表
キャッシュ入力だけ、10分の1になっている
出典:OpenAI API Pricing(2026-09-08 取得)|platform.openai.com
04
やりがちな計算
入力を全部、表示単価で掛けてしまう
入力 1億1,644万 × $10 = $808
出力 88万 × $50 = $44
$1,227
単価表どおりに計算したときの5日ぶんの額
05
公式単価を正しく当てる
キャッシュ分を $1 で計算し直す
非キャッシュ入力 500万 × $10 = $50
キャッシュ入力 1億869万 × $1 = $76
出力 88万 × $50 = $44
同じ仕事で、差は4.9倍
06
実効の入力単価
払った額を、入力トークン数で割ってみる
表示されている単価 $10.00 / 1M
実際に払った単価 $1.60 / 1M
表示単価の6.3分の1だった
出典:自分の環境の実測(2026-09-05〜09-09・153実行ぶんの台帳・2026-09-08 集計)
07
総額の内訳
エフォートで増減するのは、出力の側だけ
非キャッシュ入力 31.1%
キャッシュ入力 43.6%
出力 25.2%
下げても、動くのは4分の1
出典:自分の環境の実測(2026-09-05〜09-09・153実行ぶんの台帳・2026-09-08 集計)
08
4段階を実際に回した
同じお題を low / medium / high / xhigh で1回ずつ
推論トークン low 90
推論トークン xhigh 2,198
推論は24倍に増えた
出典:自分で回した対照実験(同じお題を effort 4段階・2026-09-08 実測)
09
では値段はどうなったか
推論を24倍にしても、総額はここまでしか動かない
xhigh で回したとき
$0.75 同じく4問正解
上げても1.2倍にしかならない
出典:自分で回した対照実験(同じお題を effort 4段階・2026-09-08 実測)
公式はこう書いている
なぜ low でも4問すべて解けたのか
推論を言語化しなくても、モデルはずっと賢くなっている
出典:An Alien Mind/Jakub Pachocki(OpenAI チーフサイエンティスト・2026-09-06)|openai.com
08
月200ドルと突き合わせる
5日ぶんの日割りは 33.33 ドル
払っている額(5日ぶん)
$33.33 $200 ÷ 30日 × 5日
実際に使った量の換算
$249.01 日割りの7.5倍
サブスク枠なので、この分の API 請求は 0ドル
言えることの範囲
この数字がカバーしていないところ
長く使ったときにどこで上限に当たるかは、これでは分からない
換算であって請求書ではない
まとめ
値段を決めているのは、単価ではなかった
効くのは入力の使い回し方
では、そのキャッシュが効く組み方はどう作るのか